最近の相談の中で多くなったなあって思うのが子供のいない離婚についてです。実は、未成年の子供がいる場合の離婚というのは全体で53%です。(厚生労働省調査)

 

残りの47%というのは、子供がいない場合。もしくは子供が成人してからの離婚になります。そこで、今回は子供がいない場合の離婚。特に最も理由として多い性格の不一致というものについて取り上げてみたいとおもいます。

 

そもそも、子供がいないのであれば離婚は当事者の意見で決めていけばいいと思います。ただ、片方が離婚したいといってももう一方が離婚したくないといった場合はこじれる可能性はあります。

 

なぜかというと、性格の不一致だけでは裁判上の離婚は難しいからです。裁判にならず、2人の話合いでそのようなことにできるのであれば問題ありません。しかし、性格の不一致が理由だと周囲から止められることも多いです。

 

それぐらいの理由ならもう少し頑張ってみてはどうか?そういったアドバイスをされることが多いのがこの「性格の不一致」という理由になってしまうのです。

 

 

離婚が裁判で認められるケース

ここで、裁判で離婚が認められるケースというのを下記にお伝えして、そのうえでどうしても離婚したい場合についてどうするべきかお伝えしたいと思います。

 

①不貞行為

よくテレビドラマ等である話ですよね。不倫や浮気という言い方の方が一般的かもしれません。他の人と肉体関係をもつことをいいます。ポイントは、そのひとの意思に基づいて肉体関係がもたれるというところです。

 

つまり、レイプされたりというのはここの不貞行為には入らないということです。自らの意思をもって性的行為を婚姻者以外とすることをいいます。

 

②悪意の遺棄

とっても難しい言葉になりますが、故意に配偶者の義務をつくさないことという意味です。一般的には、正当な理由のない別居などのことを指します。

 

正当な理由とは、仕事で単身赴任とかそういった理由ですね。なので、別居の場合はこれに認定される可能性があります。

 

③3年以上の生死不明

単なる行方不明ではなく、最後に生きているのを確認してから3年以上にわたって生死の確認ができない状態をいいます。現状でもその状態が変わらい場合に離婚理由となります。

 

④回復見込みのない精神病

夫婦の共同生活の役割を果たせないほどの精神病で、専門医の精神鑑定が必要になります。認められる精神病には、若年性の認知症などがあります。逆に、認められないものに、アルコール中毒や薬物中毒などです。

 

このあたりについては、病名ももちろんなのですが専門家がみて生活ができるのかどうかというのがポイントになります。

 

⑤婚姻を継続しがたい重大な事由

法令らしい取り決めやなって思います。とりあえず、上記の例外的なものはこちらになりますね。暴行や虐待、ギャンブル、性的不一致などといった内容も含まれます。

 

また、性格の不一致もここに分類されます。ただ、性格の不一致についてはかなり証明が難しいのとどこからどこまでが認められるというようなものがありません。

 

そのため、それだけで離婚となるとかなり難しいと言わざるを得ません。それでも、どうしても離婚したいという場合については、②の悪意の遺棄。つまり別居することを選択するという道もあるでしょう。

 

別居することをおススメはしないのですが、どうしてもという場合については、そのような手法しかないというのが今の法的なところになります。

 

ちなみに別居期間については、3年以上は最低必要になってくるでしょう。5年以上あればなおよいといったところでしょうか。なかなか、性格の不一致で裁判まで行って離婚するのが難しいことが理解していただけましたでしょうか。

 

なので、私としては夫婦間で話合いをして離婚することをおススメいたします。別居の話については、本当の最終手段ということになります。